芥川龍之介
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我々に武器を執(と)らしめるものは、いつも敵に対する恐怖である。しかもしばしば実在しない架空の敵に対する恐怖である。芥川龍之介…
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自由は山巓(さんてん)の空気に似ている。どちらも弱い者には堪えることができない。芥川龍之介…
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あらゆる社交はおのずから虚偽を必要とするものである。芥川龍之介…
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要するに莫迦(ばか)な女は嫌いです。ことに利巧だと心得ている莫迦な女は手がつけられません。芥川龍之介…
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女人は我々男子には正に人生そのものである。即ち諸悪の根源である。芥川龍之介…
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古来賭博に熱中した厭世主義者のないことは、如何(いか)に賭博の、人生に酷似しているかを示すものである。芥川龍之介…
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道徳は常に古着である。芥川龍之介…
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子供に対する母親の愛は、もっとも利己心のない愛である。芥川龍之介…
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懐疑主義者もひとつの信念の上に、疑うことを疑わぬという信念の上に立つものである。芥川龍之介…
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我々人間の特色は、神の決して犯さない過失を犯すということである。芥川龍之介…
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