井上ひさし
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英雄的独裁者のあらわれる時をすこしでも先へのばすためにも、わたしはドジで間抜けな主人公を次から次へとつくり出して行かな井上ひさし…
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物語の基本的要素は「謎」である。逆に言うなら、謎の提起とその解明、これこそが物語の正体なのだ。井上ひさし…
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若い人達が、こういう凄く珍妙な言葉を発明して使うというのも世の常です。大人たちのつくった全てに反抗したい気分になる。井上ひさし…
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わたしたちは、自分の日常生活を本気で愛していない。井上ひさし…
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日本語ほどコトバ遊び、もっと正鵠(せいこく)を期するとコトバの音遊びの豊富な言語はないだろう。井上ひさし…
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月には、なつかしいむかしを思い出させる魔力がある。井上ひさし…
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わたしたちは、よい文学を見捨ててはならぬ。でないとコトバから、ということはつまり現実から見捨てられることになるだろう。井上ひさし…
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読書とは、現在、この瞬間のよろこびでなければ意味がない。井上ひさし…
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自分には、死の恐怖を戦うときに格好な武器となるものがあるか、なにか「命がけで愛するもの」があるのか。井上ひさし…
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ぼくは、普通の生活人が血を吐くような思いで稼いだ銭をこそ、巧智をめぐらしてかき集めたい。井上ひさし…
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