石川啄木
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石川啄木
己(おの)が名をほのかに呼びて 涙せし 十四(じふし)の春にかへる術(すべ)なし 石川啄木…
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石川啄木
いつしかに 泣くといふこと忘れたる 我泣かしむる人のあらじか 石川啄木…
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石川啄木
さりげなく言ひし言葉は さりげなく君も聴きつらむ それだけのこと 石川啄木…
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石川啄木
気弱(きよわ)なる斥候(せっこう)のごとく おそれつつ 深夜の街を一人散歩す 石川啄木…
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石川啄木
人生を縦に見れば理想も希望もあり。之(これ)を横に見たる時、吾人(ごじん)は唯(ただ)痛ましき精力消耗の戦いを見る。石川啄木…
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石川啄木
腕(うで)拱(く)みて このごろ思ふ 大(おほ)いなる敵(てき)目の前に躍(をど)り出(い)でよと 石川啄木…
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石川啄木
とある日に 酒をのみたくてならぬごとく 今日(けふ)われ切(せち)に金(かね)を欲(ほ)りせり 石川啄木…
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石川啄木
青空に消えゆく煙 さびしくも消えゆく煙 われにし似るか 石川啄木…
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石川啄木
長く長く忘れし友に 会ふごとき よろこびをもて水の音聴く 石川啄木…
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石川啄木
かの時に言ひそびれたる 大切の言葉は今も 胸にのこれど 石川啄木…
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