過去の記事一覧
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石川啄木
気弱(きよわ)なる斥候(せっこう)のごとく おそれつつ 深夜の街を一人散歩す 石川啄木…
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石川啄木
ゆゑもなく憎みし友と いつしかに親しくなりて 秋の暮れゆく 石川啄木…
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石川啄木
白き蓮(はす)沼に咲くごとく かなしみが 酔ひのあひだにはっきりと浮く 石川啄木…
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石川啄木
かの旅の夜汽車の窓に おもひたる 我がゆくすゑのかなしかりしかな 石川啄木…
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石川啄木
汽車の旅 とある野中(のなか)の停車場の 夏草の香(か)のなつかしかりき 石川啄木…
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石川啄木
ゆゑもなく海が見たくて 海に来ぬ こころ傷(いた)みてたへがたき日に 石川啄木…
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石川啄木
こころよく 春のねむりをむさぼれる 目にやはらかき庭の草かな 石川啄木…
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石川啄木
旅七日(なのか) かへり来(き)ぬれば わが窓の赤きインクの染(し)みもなつかし 石川啄木…
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石川啄木
新しき本を買ひ来て読む夜半(よは)の そのたのしさも 長くわすれぬ 石川啄木…
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石川啄木
さびしきは 色にしたしまぬ目のゆゑと 赤き花など買はせけるかな 石川啄木…
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