石川啄木
2017.10.8
よごれたる足袋(たび)穿(は)く時の 気味わるき思ひに似たる 思出(おもひで)もあり 石川啄木
不可能なものを取り除いた後に残ったもの─
われらはいかにあるかを知るも、われらがい
ゆゑもなく憎みし友と いつしかに親しくなりて 秋の暮れゆく 石川啄木…
ふるさとの空遠(とほ)みかも 高き屋(や)にひとりのぼりて 愁(うれ)…
浅草(あさくさ)の夜(よ)のにぎはひに まぎれ入(い)り まぎれ出(い…
新しき本を買ひ来て読む夜半(よは)の そのたのしさも 長くわすれぬ 石…
汽車の旅 とある野中(のなか)の停車場の 夏草の香(か)のなつかしかり…
人並の才に過ぎざる わが友の 深き不平もあはれなるかな 石川啄木…
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