井上靖
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井上靖
百万の富を抱(だ)いても、一生涯に少ししか費(つか)わなかったら、これは問題なく貧乏人です。井上靖…
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井上靖
すべての子供にとって父親というものは常に完全でなければならぬもので、ここに子供と父親の悲劇の根源はあるようである。井上靖…
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井上靖
友情というものは、お互いに相手に対する尊敬と親愛の念の絶えざる持続がなければならぬものである。井上靖…
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井上靖
旅から苦難が消えてしまったといっしょに、旅情の宝石もまた消えてしまったのである。井上靖…
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井上靖
人間はだれでも、自分の一生を成功だとは考えないまでも、失敗だとは思いたくない。井上靖…
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井上靖
年齢というものには元来意味はない。若い生活をしているものは若い。老いた生活をしているものは老いている。井上靖…
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井上靖
自分で歩き、自分で処理して行かねばならぬものが、人生というものであろう。井上靖…
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井上靖
結婚して何年かすると、みんな相手が古ぼけて見えて来るものだ。──なぜ、自分はこんな相手と結婚したんだろう。井上靖…
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井上靖
愛とは自分の相手に対するものだ。問題は、それをきびしく守るかどうかと言うことだ。井上靖…
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井上靖
人間の苦しみの中で、猜疑心という奴が一番苦しいものかな。火刑(ひあぶり)よりも磔(はりつけ)よりも苦しいかも知れないな。井上靖…
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